紺碧の採掘師


以前の「シナリオ版」を小説にリニューアルした「紺碧の採掘師・2024リニューアル小説版」連載中です。

詳しくは「この作品について」をご覧下さい。

※一時休止してましたが連載再開しました。年内に最終話まで掲載します。

2024/11/27更新・「第10章01」掲載

これは自由への回帰の物語。

■STORY■

ここは「原初の星」と呼ばれる惑星。

この星では生活のエネルギー源として「イェソドエネルギー」と呼ばれる力を使っているが

その原料である「イェソド鉱石」は、人間が長時間触れると身体に悪影響を及ぼす。

そこで人に代わって鉱石を採る存在、「人工種」が作られた。

人工種は首に付けられた「タグリング」という首輪で人間に管理されており

土地移動や職の自由が制限されている代わりに「成果」さえ出せば厚遇される。


物語の主人公の一人、人工種の

「十六夜五人兄弟」と呼ばれる人工種兄弟の四男。

1年前、「失態」を犯した次男の(みのる)に代わって

イェソド鉱石を採る採掘船アンバーの採掘監督に抜擢された。

護は製造師(人間で言う親)や、立派な長男に認められたいと必死に頑張るが

なかなか思うように成果が上がらない。


一方、「出来損ないの」次男の穣は人工種管理に反発し

「広い世界に出たい」という渇望を抱く


アンバーの中でぶつかる穣と護、その狭間で揺れ動くメンバー達

「あの紺碧の空のように自由になりたい」

これは「自由への回帰の物語」

変化の波紋は大きく広がり、果ては世界を揺らす大波になる。


イメージラフ