2025.03.05 10:11第17章05 積み荷降ろし 40分後。 アンバーは黒船より先に石置き場上空のブルートパーズの元へ戻る。 剣菱はブリッジの窓から石置き場の様子を見て「さっきは凄い混んでたが、だいぶ空いたな」と呟く。 何やら興味深げに探知しているマリアは「ここ、地下にも鉱石柱がある」と言い「……あ、そうか大きい柱は上に置いて...
2025.03.03 09:47第17章04 痛みと共に 18時近く。 三隻はケセドの街の石置き場上空で待機している。付近には何隻か船が居て、三隻同様、上空待機中。 日が落ちて辺りは薄暗くなったが石置き場は照明に照らされて結構明るく、下で、船から積み荷を降ろす採掘師や石屋の動きが上空からでもよく見える。 黒船の甲板の船首付近にはジェッ...
2025.03.01 10:15第17章03 解放の始まり 黒船とアンバーはブルートパーズと合流し、三隻は晴れた空をブルートパーズを先頭に街へ向かって飛び始める。 ケテル鉱石柱が三本載っているアンバーの甲板では、柱のすぐ傍に座り込んだマゼンタとオーキッドが数匹の妖精と戯れ中。オーキッドは三角形の妖精を抱き抱えてしげしげと観察すると「おに...
2025.02.27 10:06第17章02 石茶石採掘 黒船とアンバーは林の手前の若干乾いた大地に着陸し、船底の採掘口が開いてタラップが下りると同時にコンテナや道具を持った採掘メンバーが続々と駆け降りて来る。真っ先に走り出たカルロスは、黒石剣を背負い、手にスコップを持って林に向かって走りながら「まずはあの柱の根元だー!」と叫ぶ。 そ...
2025.02.27 08:43第17章01 石茶石の現場へ ドゥリーと探知人工種三人は黒石剣の練習を終え、ドゥリーは甲板ハッチ近くの人工種座談会に加わり、上総とマリア、カルロスの三人はお茶を飲みに黒船の船内へ。食堂に向かって通路を歩きつつマリアが「わーい黒船の船内だぁー!」と楽し気に言うと、上総がボソッと「そんな騒ぐ程の事かなぁ」と言う...