2020.06.28 06:19第22章 04 最終話そして…二週間後。採掘船本部の近くの立体駐機場ビルの一画に停泊している白い船、カルセドニー。その操縦席では駿河が楽し気に計器のチェックをしている。船の外ではカルロスが船から少し離れた発着口の近くに立っていて、外を見ている。そこへ護がやって来る。護「やっとイェソドに行けるなー!」カ...
2020.06.28 06:18第22章 03その頃、採掘船本部では。駐機場の片隅で、何人かの人工種管理官が、作業服を着た人工種たちと話をしている。人工種「えっ、勝手に船内に入るんですか?」管理「そうです。我々が船の連中に事情聴取をしている間に鉱石コンテナを降ろす作業を」人工種「荷降ろしは、船の採掘メンバーが行う作業です。勝...
2020.06.28 06:18第22章 02一方その頃。SSFの屋上では。屋上への出入り口のドアが開くと、10歳位の人工種の男の子が3人、外に出て来る。金髪のカーネル(カーネリアン)と、黒髪のオニキスと、青い髪のラピス。カーネル、外に出ると「いい天気だー!」オニキスも空を見上げて「わぁ。青空だぁ」カーネル、ラピスに「ラピス...
2020.06.28 06:16第22章 01暫し後。入り口付近から通路まで野次馬メンバーが集っている黒船のブリッジでは。上総、ちょっと溜息つきつつ「…『駿河船長』と一緒に黒船に乗るの、これが最後なのかな…。」駿河「多分ね。でも『ただの駿河』なら、いつか黒船にバイトに来るかも」上総「船長がいいです。」と言うと「カルロスさんも...