2024.04.20 16:59第1章06 深い森の中に、漆黒の闇が訪れようとしている。 護は地面に仰向けに横たわったまま、深い眠りの中に居た。 ……どこかから声が聞こえる。 『大丈夫か?護』 白い部屋の片隅でうずくまっている護。ふと顔をあげると、穣が屈んで護の顔を見つめている。 穣は笑いながら『また満にイジメられたか』...