2024.11.27 08:34第10章01 カルロスと護は人工種管理官用の研究室から出され、四人の管理に囲まれてSSFの廊下を歩く。 階段を上がってメンテナンスルームがある階の廊下に入ると右前方の部屋のドアが開き、周防が出て来て一同を見て溜息をつく。「やれやれ。私も忙しいんだが」 首を抑えて辛そうにしていたカルロスが「……周防」と呻いたその瞬間。 護がバッと管理の腕を振り払い、周防に向かって走り、タ...