第18章05 宝石屋

 買い物チームの護側に集ったのは総勢22人。

 ターさんと護の他に、アンバーからはネイビー、剣宮、バイオレットの操縦士三人と、機関部の良太とシナモンの二人、調理師のアキと、マリアと透と健が参加し、黒船からは駿河をはじめ、総司、静流、アメジストの操縦士三人とリキテクス、シトロネラの機関部二人、調理師のジュリアにレンブラント、昴、夏樹、メリッサが参加。

 それなりの人数なので、かなり目立つ。あまり騒いで周囲の迷惑にならぬよう各自気を付けてはいるが、キョロキョロと周囲を見てワイワイ話しながら歩く一行を、通りすがりの有翼種達が物珍し気に見る。

 やがて一行は落ち着いた雰囲気の店が並ぶ通りに入り、歴史を感じさせる格調高い建物の前を通り掛かった途端、透が「うわぁ……」と感嘆の声を発してその建物の窓を見たまま立ち止まる。それはあまりにも自然な装飾として配置されたショーウィンドーで、メリッサやネイビーもそれに気づき、ショーウィンドーに飾られた美しいイヤリングや指輪、腕輪などを見て目をキラキラさせる。

「きれーい」「すごーい!」

 護が「そこ宝石屋だよ。高いとこ」と言うと、透が「うんうん!」と頷いて「美しい……」とウットリ。

 マリアはメリッサ達の隣のショーウィンドーへ行き、中を見て目を見開く。

「こっちのネックレス、イェソド鉱石だよ信じられない!」

「えっ!」

 皆が目を丸くする。

 アキは「えっ、どれ?」とマリアの所に来ると、ネックレスを見て

「うわキレイ、すっごぉぉーい!」

 他のメンバー達もネックレスを見に来て、結局全員がその小さなショーウィンドーの前に集まる。

 ネイビーは「わぁお、イェソド鉱石のアクセなんて初めて見た!」と驚きながら「でもキレイすぎない?」と首を傾げる。透が真剣な顔で「いや研磨とカットの仕方だよ、ちゃんとカッティングすればこんなにキレイになるのか……」と言って感嘆の溜息をつくと、アキは「でも人間は着けられないし……」と落胆の溜息。

 メリッサが「人工種専用のアクセよ。欲しいなー」と言うと、ネイビーも「欲しいよね! だってこれ着けたら管理連中が絶対近寄らないじゃん?」それを聞いて「え、そっち?」とメリッサは苦笑い。

 ネイビーは「確かに綺麗だけど実用性もあるって話!」と言い、シトロネラも「そうそう!」と頷いて「管理に対して堂々と出来るじゃん!」

 そんな女性達の背後で剣宮がコソッと呟く。

「どういうアクセだ……」

 駿河も小声で「なんて恐ろしいアクセ……」

 透の背後から、怪訝そうにネックレスを見ていたレンブラントが言う。

「……これ値段、ついてないのか。お幾らなのかな?」

 透が「滅茶苦茶高いんだよ、絶対!」と言い、マリアは「もしかして非売品とか?」と言い、メリッサは「参考までに、お値段知りたい。店の中、見てみたいなー……」と溜息をつく。

 ネイビーも残念そうに「中、見たいよね……」と言い、シトロネラも溜息混じりに「こういう店、入ってみたい。ダメだけどさ……」と呟く。

 その会話を聞いた護は、若干ウーンと悩んでから

「……どうしても入りたいなら、聞いてみる? ちょっとだけ見学させて頂けませんかって」

「えっ」

 ほぼ全員が、驚いたように護を見る。

 透は、あの護が宝石屋に入ろうかなんて言い出した事に驚きつつ

「ダメだよ俺達こんなラフな服だしさ、こういう店にはもっとフォーマルな服装じゃないと」

「んー、確かに大都会とかの店ならキチンとした恰好じゃなきゃダメだけど、ここ石屋街だし大丈夫かも」

 ターさんが「いやそうでもないぞ!」と口を挟む。

「え、そう? やっぱダメかな」

 護がターさんを見た瞬間、窓の左側にある店の入り口のドアが開いて立派なスーツに白手袋をした、まるで執事のような雰囲気の年老いた男性店員が出て来ると、護たちを見て「おや?」と立ち止まる。一同もアッ、という顔をして、一瞬奇妙な沈黙が訪れる。店員は一同を見回してから

「宜しければ店内をご覧になられますか?」

「!」

 一同ビックリ仰天。護も驚きつつ

「あ、あの……こんな格好ですけど、いいんですか?」

「勿論です。どうぞどうぞ」

 透が慌てて「で、でも俺達は人工種ですし、人間も居たりしますし、こんな格好ですし」と言うと、店員はフフッと笑って「ここは石の街の店ですしね、色んな方が来られる。構いませんよ、さ、どうぞ」と一同を店内へと誘う。

 護は「ありがとうございます、じゃあちょっと見学させて頂きます!」と深々とお辞儀してから、皆に「入りたい人、入ろう」と言い残して店内へ入って行く。続いて透が「では、入らせて頂きます!」と一礼して中に入り、メリッサやネイビー達も各自お礼の言葉を述べながら続々と店内に入って、結局、女性メンバー9人全員が店内に入る。

 残った男性陣に、店員は「いかがですか?」と声を掛けるが皆、「あっいやお気持ちだけで」「我々は待機しますので」等と丁重に遠慮を伝え、店員は「かしこまりました」と一礼しつつ静かにドアを閉める。

「……」

 若干、呆然とする男性一同。

 静流が放心したように「ビックリしたー……」と呟いて溜息をつく。

 剣宮も「ビックリしたよな。……流石に宝石屋は入れない……」と言って苦笑い。

 夏樹がポツリと呟く。

「これジャスパーだったら絶対あり得ないよな……」

 昴が「うん」と頷き、リキテクスもしみじみと「そうだねぇ……」と呟く。

 良太も「そうだな。ジャスパーなら管理へ通報されかねない案件」と言い、剣宮が怪訝な顔で「え、なんで?」と問う。

「だってそもそも、お高い買い物をする時には管理の承認が要る」

「ええ!」

 目を見開く剣宮。良太は続けて

「別に承認無しで買ってもいいけど、もし後でバレると管理さんから連絡が来てウザイ事を色々聞かれる。売った店側も管理から『何で連絡しなかった』と注意される事があるので店によっては、ちょっと見に入っただけでも『人工種がこんなお高い買い物をしようとしてますよ』と管理に問い合わせる、それが俺達の間では『通報』って言われる奴」

 剣宮は衝撃を受けた顔で「マジですか……」と言い、特に衝撃を受けてない駿河に気づいて「知ってました?」と聞く。

「うん、以前、聞かされた」

 ターさんも「俺はカルさんから聞いた……」と言う。

「そうですか。しかし驚いた……」

 呆れたように溜息をつく剣宮。

 良太は「だからさっき、店の人が俺達にあんなに丁寧なお辞儀した事に驚いた。仕事とはいえ……凄いなって」と言い「ちょっと感動したな」と呟く。

 夏樹も「驚いたよなぁ」と頷いて「しかも中に入れてくれるし」

 するとターさんが「いや、そこは俺もビックリしたよ」と口を挟んで

「あの店員さん、いい人だよねぇ……。でも入っていいよと言われても、宝石屋は俺もなかなか入れないなぁ」

 夏樹は「やっぱ、ですよね!」と相槌を打つ。

「うん、だって石屋街とはいえこの辺りは宝飾店が多い所で、ここ一番高い店!」

 ターさんは目の前の店を指差す。

「うぉぉ」

 どよめくその場の一同。

 総司が苦笑しつつ「透さんと護さん、よく中に入ったな……さすが十六夜の人工種は違う」と呟く。

 良太が「まぁ透さんはともかく、あの護さんが入るとは……」と言うと、健と剣宮が「うん」と頷き、剣宮がしみじみと「護さん、マジで変わったなぁ……」それを聞いて駿河が尋ねる。

「以前の護さん、どんなだったの?」

 剣宮は、ここぞとばかりに語気を強めて

「そりゃもう石頭でガッチガチで穣さんと大喧嘩してばかりで大変でしたよ」

「えぇ……想像できないな。じゃあ随分緩くなったのか」

「はい!」

 ふと、良太は「緩くなったと言えば」と言って総司を見る。

「昨晩、総司が飲み会に来たのも驚いたなぁ」

 そう言われて総司も驚いた顔になる。

 リキテクスが「俺がダメ元で誘ったんですけどね、鉱石弾のネタで釣ったら来てくれました」と言うと、静流が「でも副長が飲みに行くなんて、意外でした」と言い、駿河も夏樹も、昴も、レンブラントも「うん」「意外だった」と頷く。

 皆の反応に総司は、そんなに意外だったのかと怪訝に思いつつ

「たまたま誘われたし、何となく行くかなと」

 リキテクスは微笑んで

「でも嬉しかったですよ。カルロスさんも随分と緩くなったけど、副長も緩くなって来たなぁと」

 続いて良太も「うん、昔に比べたら肩の力が抜けて、いい感じ」と笑みを浮かべる。

「そ、……そうですか」

 ……まぁ親睦は大事だと知ったので……と思いつつ、なんか皆が喜んでいる事が不思議で、以前の自分はそんなガチガチだったんだろうかと内心首を傾げていると、駿河が良太に尋ねる。

「あの、総司君と、どういうご関係ですか?」

「江藤一族ですよ」良太は健を指差して

「アンバーの健と、悠斗と、俺、そして黒船の総司がALFのETO、つまり江藤先生に作られた人工種なんです」

「そうでしたか」

「はい。ETOは曲者揃いですが総司は一番の曲者で」

「いや俺よりも」と総司が言い掛けた瞬間、駿河が良太に「分かります」と頷き、総司は目を丸くする。更に静流やリキテクスや昴まで「分かります」と頷いたので、若干ショックを受ける。

「……俺、そんなに曲者……?」

 駿河は総司を指差して

「だから黒船の副長にピッタリなんだ、何も問題無い!」

「……」

「少なくとも宝石屋に入って行く十六夜兄弟よりは曲者じゃないから安心してくれ」

 ニッコリ笑う駿河に、総司は微妙な顔で一応頷く。

「うん……?」


 10分後。店員が店のドアを開けつつ外に出て来てドアの横に立つ。

 続いて護と透が軽くお辞儀しながら店から出て来ると、その後から女性達が上気した顔で店内から出て来て皆で店員に「ありがとうございます!」「嬉しかったです!」などお礼を言う。

 店員も嬉しそうに「ぜひ、またお越し下さいませ。お気軽に」と言い、店内に入りながらゆっくりとドアを閉じる。

 メリッサ達は「お待たせー!」と言いつつ男性陣の所に来ると、「どうだった?」と聞かれる前に、少し興奮気味に話し始める。メリッサが言う。

「楽しかったー、こんなに大きな宝飾店入ったの初めて!」

 ネイビーが「ジャスパーだと絶対入れないし!」と言い、シトロネラが「店の人がすっごい親切で、色々説明してくれるの! 絶対買えないの分かってるのに、見に来るだけでもいいんですよって……」と少し涙ぐむ。

 ジュリアも嬉しそうに「うん、私も宝飾店への見方が変わったわ。どんな人が売ってるかなのよ」と言い「あぁでもキレイだった……」とウットリする。

 マリアとアキも楽し気に「初めて宝石屋に入ったー!」「凄いとこだった!」と言い、アメジストは「お値段が凄くって死んじゃうかと思った!」バイオレットは「お安いのもあったけど、なんか値段感覚バグりそう!」シナモンは「店のインテリアがステキだったぁ」等ワイワイと話す。

 女性達のテンションが高いので、剣宮は透に近付き「どんなだった?」と聞く。

 透は「宝石も美しいけど、店内の全てが美しかった……」と感嘆の溜息。

 その隣で護が「うん、キレイだったけど俺はどっちかというと原石の方がいいな」と言い、皆に向かって「そろそろ行こう! 出発だー」と促す。

「ほい」「はぁーい」「うい」「了解!」

 皆それぞれ返事して、一同テクテクと歩き始める。

 歩きながらレンブラントがメリッサに聞く。

「あのネックレスいくらだった?」

「教えてもらえなかった。……石を愛する人の元に行くから値段は関係ないとか言われて」

 ちょっと笑うレンブラント。

「洒落た事を言う……」


「しかしこの辺、高級そうな店ばっかりね」

 通りの両側の店を見ながらジュリアが呟く。

 ジュリアの前を歩くネイビーは「そもそも売ってるものが凄いじゃん」と言って背後に振り向き「さっき通ったブティックの窓、見た?」

 ジュリアの後ろに居たバイオレットが「見た見た!」と話に加わり「値段見た?」と言うと、ネイビーの隣を歩くシナモンが「えっ、値段あった?」と話に食い付く。

「あったよ。服の脇にちっちゃいプレート置いてあった。桁が凄かった……」

 ジュリアが「あらぁ……」他の面々が「うわぁ……」と驚きの声を発する。

 一同の最後尾を歩くターさんは、少し前に出て皆の中に入って言う。

「ちなみにだな、この辺はイェソドの中で最も安く宝石が買える所なんだ」

「えっ?」

「他の街だと、もっと高くなる!」

 メリッサがパンと手を叩いて「あ、問屋から直接買えるって事?」

「うん、まぁ全ての石屋が小売りしてる訳じゃないけど、店によっては普通の人も卸値に近い値段で買う事が出来る。……で、他の都市から宝石を買いに来た人に、一緒に服とかどうですかーって、お高い服や靴を売ってる店もあると。ここで宝飾品と合わせて買うと、他で買うよりお安くなりますよーって」

 バイオレットが唖然として「ドレスと宝石買いに来るってどんだけお金持ち……」と呟く。

 ターさんはアハハと笑い「まぁね」と言ってから

「ともかく、この辺の高い店はさ、宝飾品になるような鉱物を狙う採掘師のお陰で成り立ってる世界だよ。俺、そっちの方はあんまり詳しくない」

 マリアが「宝石とか採ろうと思わないの?」とターさんに尋ねる。

「だって厳しいもん。色々と厳格なルールがあって」

「えっ、やっぱりそうなの?」

 マリアは驚き「人工種もね、宝石とか探知しちゃいけないし、仮に見つけても言っちゃダメなの!」

 そこで駿河が「そもそも勝手に宝石とか採ったら船長が処分される」と付け加える。

 ターさんは「やっぱそういうモンだよね」と言い「まぁ宝石って不思議なモンでさ。何か知らんけど色んな事情でお高い値段が付く訳だけど、鉱石マニアの人々も各自それぞれ珍しい原石に高値を付ける、でもそれがどんなにキレイでも宝石とは呼ばれない。マジで石の価値って謎だよね!」

 その言葉に皆が笑う。


 数分歩くと通りの雰囲気が変わり、高級そうな建物や店が減って、庶民的な感じになってくる。

 一行の先頭を歩く護が振り向いて皆に言う。

「この辺から庶民の街になってくる。もう少し行くと、よく行く商店街」

 少し進んで商店街に差し掛かった所で突然レンブラントが「あ!」と何かを見つけると「あれってもしかして画材屋?」と道の先にある一軒の店を指差す。

「……かなぁ?」と護が首を傾げると、皆の後ろからターさんが「うん、画材もあるし事務用品とかもある」と答える。

 レンブラントは「文房具屋か」と言うと、護に尋ねる。

「俺あそこ行きたいんで行ってもいいか?」

「……画材好きなの?」

「趣味が絵を描く事なんだよ」

「えぇ!」

 護と駿河、そして数人のメンバーがビックリして立ち止まり、「意外過ぎる」という目でレンブラントを見る。

 全員そこで立ち止まり、昴がレンブラントを指差して「凄く上手い」と言うと、夏樹が「えっ、そうなの?」と驚く。ジュリアが「うん、とっても上手よ」と言ってレンブラントを指差して「たまに食堂でコソコソ描いてる」

 レンブラントはニヤリと笑って「意外だろ」

 すると静流が珍しく興奮気味に「意外です! 今度見せて下さい! 私も画材屋行きます!」とレンブラントに言い、総司が驚いて「えっ。静流さんも絵を描くの?」

「ちょっと描きます」

 駿河が「ええっ!」と仰天し、総司も「ほぉ!」と目を丸くして「今度、見せて」

「恥ずかしいから嫌です!」

 真っ赤になった静流は「行きましょうレンブラントさん!」とレンブラントを見る。

「おっ? おお!」

 返事をすると、レンブラントは静流と二人で前方の文房具屋へ走って行く。

 再び歩き出す一同。総司は駿河の隣を歩きながら

「静流さんが絵を描くとは……。全然そんな風に見えないから驚いた。どんな絵を描くんだろう」

「俺はレンブラントさんが絵を描くってのもビックリした。しかも船内で描いてたなんて、よっぽど好きなんだな。皆、意外な趣味もってんだな……」

 一行は文房具屋の前に差し掛かり、皆は外から店内を覗く。

 店の入り口にはイーゼルに立て掛けられた風景画と、新しい画材の宣伝ポスターがあり、入り口付近の棚には筆記用具は元より便箋、封筒、ノート等が並んでいて、奥の画材コーナーではレンブラントと静流が楽し気に絵の具を見ている。総司が呟く。

「レンブラントさんと静流さんが意気投合するとは……」

 駿河も「意外すぎる組み合わせだよな。しかもあんなに楽しそうに……」と言ってから、ふと振り向いて皆の後ろの方に居るアメジストを見て「アメジストさん知ってた? 静流さんの趣味」と聞いてみる。

「えっ」

 一瞬驚いたアメジストは困ったように「う、うん、知ってましたが……」と小声で口籠ると、物凄く真剣な眼差しになって駿河に言う。

「どんな絵を描いてるか聞かないで下さい! 言ったらブチ殺されちゃう!」

「……」

 思わず苦笑いする駿河。他の面々もちょっと笑う。

 総司は「いやそれ益々どんな絵なのか気になるんだが……」と苦笑混じりに呟いて「まぁ聞かないでおこう。人は見掛けに寄らない……」

 駿河も「マジで見掛けに寄らないな……」と頷く。


 文房具屋を離れた一行はテクテク歩いて商店街に入る。

 透が右手の建物を見て「お、銀行だ」と言い、アキはその向かいを見て「あっち郵便局かな。ポストがある」と言い、夏樹は左手の建物を見て「あ、レストラン!」

 護は「この辺の飲食店はちょっと高いよ、何か食うならカルさん達が行った通りの方がいい」と言い、かなり先に見える十字路を指差して皆に言う。

「あそこを左に曲がって道なりに行くと、カルさん達の居る通りに出る。……という事で一旦止まろう」

 護の指示で立ち止まる一同。護は方向を指差しながら、皆に説明する。

「もう見えてるけどここ真っ直ぐ行くと食料品店で、その隣に雑貨屋とか家具、生活家電の店がある。本屋は通りの左側のもう少し行ったとこ、アクセ屋はもっと奥。服屋はアチコチ色々ある。という事で、ここで自由散開にしよう。皆さん、お好きなとこに行けー!」

「はーい!」

 昴は「ヨシ、本屋だ本屋行く人ー?」と右手を挙げる。

 メリッサは「服屋に行く人、一緒行こー!」

 護は「アクセは俺に付いてこーい」

 剣宮は「雑貨とか家電、見に行く人いる?」

 アキはジュリアに「スーパー行こ!」

 バイオレットはアメジストに「ね、一緒にどっか行かない?」

 皆それぞれ行きたい所に行き始める。


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