2025.02.21 10:17第16章05 大死然境界の手前で 雲海の中を飛ぶアンバー、黒船、ブルートパーズの三隻。先頭を飛ぶアンバーの甲板ではマリア、カルロス、上総、ドゥリーの四人が真剣に探知を続けている。周囲には彼らを見守るカルナギや有翼種メンバーと、穣やアンバーメンバー達、そして数匹の妖精達がコロコロ転がっている。 護が周囲を見回して...
2025.02.19 10:19第16章04 三隻合同採掘 2「完全に忘れられたのかと思った……」 ターさんによって甲板に引き上げられた護は悲し気な顔でションボリと呟く。 カルロスが大きく頷く。「うん、若干忘れられていた」 マゼンタも「うん、しっかり忘れてた!」と言い、穣は「まー人型探知機がいるから問題ない!」とニッコリ。 カルナギは「さて...
2025.02.18 14:46第16章03 三隻合同採掘 1 上空に上がったブルートパーズとアンバーと黒船の三隻は、アンバーを先頭に背後に黒船、その上空にブルートパーズという体制で雲海に向かって飛び始める。 アンバーの甲板にはマリアや護、穣達アンバーズの他にマゼンタにくっついて来た妖精が数匹、更にターさんとカルナギも居て、カルナギは耳に着...
2025.02.15 10:02第16章02 意識の変化 15分後。 黒船とアンバーの船体の前に、二隻の全員が集っている。一同は適当に前後二列になり、前列のカルロス、ジェッソ、昴、夏樹、護、マゼンタ、悠斗、オーキッド達は地面に座って他の人々はその後ろに立つ。皆の前にはカルナギとターさんが並んで立ち、その横には石の入った木箱が一箱。カル...
2025.02.15 09:21第16章01 鉱石の妖精と ケセドの街に戻って来た黒船とアンバーは、先導船に従って街外れの採掘船停泊所へ向かう。 アンバーの前を飛ぶ黒船のブリッジでは、上総が興味深げに船窓から見える景色を眺めつつ「わぁ」とか「おぉ」と声を上げている。「高度下げたから街がよく見える! これがカルロスさんが暮らす街かぁ! な...